ここを訪れた人々の「ふるさと」への想いのなかにある、蒼く澄み切った空と透き通ったせせらぎの水音、その空間を吹き抜ける緑のそよ風・・・ここにはその全てがあります

 

 私の願いのなかに長年あった、ふるさとくしまへのゆるぎない愛おしさと、その大自然ゆえの多くの可能性・・・それを求めて20年前の平成13年に帰郷しました。
 そして、まず行ったことが、手つかずの自然探しです。串間の変化に富んだ77kmの海岸線も魅力ではありましたが、私のやりたいことの第一が、くしまの奥深い山稜のなかの森林に体験的活動の場を設置することで、その希望に適った場所が、本城から市木に向かうほぼ中央に位置する「権代」と呼ばれる地帯の一画にある森林でした。
 そこにまずウッドハウスを建て、前面にある傾斜地を整備してブルーベリーや椿を植え、また周囲には「いのちの森づくり」となる事業にて山桜やクヌギ、檜などを植栽し、人々を迎え入れる準備を行ってきました。
 これまで多くの人々が県内外から訪れ、その誰もが口々に権代ファームの素晴らしさを語ってくれました。
 
 多くの体験活動を経て、やりたいことの第一段階を終えた感から、今後はセカンドステージとなる、その最初の企画として、権代ウッドハウスの手前に屋根付きオープンデッキを建築し、次に上方にそびえる大木にツリーハウスを設置する計画を立てました。そして椎葉に建てられた高さ日本一のツリーハウスの見学にも出向き、その壮大さに圧倒されてきました。
 椎葉のツリーハウスには及びませんが、クラウドファンディングによって、障がい者や高齢者を含む、みんなが昇れるちょうど良い高さのツリーハウスにしたいと思いますので、完成しましたら是非一度は訪れてみてください。
 それと共に、自然の素材を美味しく食し、参加者自らアレンジできるピザ窯を製作し、また、ふんだんにある樹木や竹を活用する意味から、炭焼き窯を製作し、健康維持とスピリチュアル効果をめざした酵素風呂の設置を行います。
 そして歌と花と食をキーワードに、未完成ゆえの可能性をテーマにした人づくりと絆を視野に入れ、みなさん方の想いをかたちにするため、いろいろと新たな企画を設け実践していきますので、皆様方の積極的なご参画とご協力をよろしくお願いいたし、あいさつに代えさせていただきます。
 

 

 

 私が代表を務める、地球環境を守ることをコンセプトにした任意団体「環の会」は、地球と人にやさしい循環型社会づくりのため自然との共生を視野に入れたボランティア活動及び、それらに関する提案等を行うことを目的としています。
 基本的には講演会や学習会を通じた学びにより、自然と触れる機会をもつことの楽しさや地球環境保全の大切さを参加者が感じ取ることで、次第に大きな環となって広がっていくことを希望しています。
 地球の未来を引継ぐ子どもたちから、これまで多様な時代を生き抜いてこられた高齢者までを対象に、地球環境・自然環境と共生することの意義を感じ学ぶためのイベント・現地体験型の学習会等を行っています。
 そしてこれらの活動の根幹となるのが「地球温暖化防止」のためのエコライフの提案と実践です。 その主たる活動拠点がCamp権代になります。
 
環境ボランティアグループ環の会
 
 その目的に沿った次の活動を行っています。
 
1.いのちの森作り植樹祭・育樹祭(Camp権代)
2.ツリーハウス作り計画中(Camp権代)
3.森のアート体験(Camp権代)
4.ホタルと眠ろう自然発見キャンプ(Camp権代)
5.廃油キャンドル作りとキャンドルナイトinくしま
6.食の体験&菜の花コンサート(Camp権代
 
 これらの活動において、私自身もスタッフとともに常に協力して、参加いただいた方々の思い出と感動づくりのお手伝いをしています。
 今後とも、大自然の偉大さとそれを守る必要性をご理解いただき、お一人おひとりが出来る小さな実践の集大成により、少しでも私たちの周りの環境が良くなるように、皆様方のご協力をお願い致します。