Camp権代のなかで特にエクストラパワースポットとなるこの大木の上にツリーハウスを建立します。
20年前にこの山林を購入したときには、この大木の存在はそれほど気に留めることもありませんでしたが、平成30年の晩秋に上部に植生していた70年杉が伐採されたことで大木の南側が大きく開け見通しが良くなったことと、一つの地帯のなかで最も大きな樹木には精霊が宿るとの謂れ(いわれ)からして、この大木が権代のパワースポットの中心核を成すと思われることから、ここに構造物としてのツリーハウスを建てパワーをより強く受ける場所となるよう、その建立の意義を感じ得たことから計画しました。
権代ウッドハウス近くに新たに炭焼き窯を製作し、木炭、竹炭、その他の炭を焼いてそれぞれの特性を活かし多様な用途に対応します。
串間市の奥深い山中のどこにもある雑木林と竹林を活用して、それを炭の材料として使い、家庭の環境改善や炭焼きピザ窯、バーベキューなどの燃料とするほか、竹炭の食器、工芸的な用途となるクヌギを炭材とする菊炭、果実や野菜や木の実を炭材とする創作花炭に挑戦し、固く長持ちする炭を生産できるように技術を高めることでそれが市内外の特産物となることを企図します。
権代のパワースポットを周回する軌道(レール)をバッテリーモーター駆動の機関車が牽引する4人掛け3両編成のトロッコ列車を設置します。
みんなでつくる癒しの森プロジェクトののなかで最も大掛かりな設備となるのが、400mの軌道(レール)の上を走る手作りのトロッコ列車になります。バッテリーで駆動する強力減速ギアーモーターを搭載したトロッコ機関車で高齢者や障がい者も利用できるよう車椅子も載せられる各4人乗り3両のトロッコ客車(12人定員)をけん引します。そしてゆっくりと巡回するなかでお互いに想いや夢を語り合いコミュニケーションを培います。また一人乗りの下り専用トロッコ車を参加者が製作できる工作体験の機会を設けます。
Camp権代の森林の多種多様な樹木から採取した土着菌と周囲に生息する植物から発酵精製した酵素を基に、ここで生産した檜ノコクズパウダーと竹炭粉を使用した酵素風呂を設置します。
私たちの身体全体に着生している多様な微生物と酵素の有益性をより高めるためには外部と消化器官、呼吸器系から常に酵素を取り入れることが必要です。ただ現代の暮らしのなかではそれと逆行するように、清潔すぎる環境と抗菌グッズがあふれ、それゆえ自然治癒力の最大要因となる免疫力が著しく低下しています。平成30年度の調査では小中高生のアトピー発現率が史上最高に達したとされ、その原因が幼い頃の清潔すぎる環境の弊害とされています。それらの要因を踏まえ、ここ大自然のなかで酵素のパワーを最大限に取り入れることで、健康と美容への効果を醸し出し、延いてはそれを各家庭に導入することを視野にいれ、まずは権代に酵素風呂を設置しその効果を体感していただきます。
Camp権代の南側一帯の70年杉の伐採によって拓かれた土地を多目的の芝生広場として整備し、その中心に屋根付きのローリング(回転)ステージを設置します。
Camp権代はこれまでいろいろなイベントを開催してきましたが、そのほとんどが手作りの簡素なステージ上でのものでした。今回、回転する直径6mの屋根付きステージを製作し設置する計画を立てたのは、ステージが回転することで周囲360度が観客席となり、アーティストやボーカリストなどと、互いの反対側に位置する観客同志の一体感が増し、会場全体の高揚感が広がることでイベント効果が高まり参加者に強く印象付けられます。また参加者(観客)もステージで想いや感想を発言できることで自らの表現力アップと意識向上につなげることができます。
また、ここにテーブルや椅子を置いてくつろぎや語らいの場とするなど、ステージ以外の使途も多様にあることから、ここが権代に集う全ての人のコミュニティーの拠点となることを望むののです。